このアルカナは、正位置がよい意味を表します。このアルカナは、現状を維持しようとする力や規則を守らせようとする力を象徴しています。正位置では、これらの力と接点が見いだされることに焦点が当たり、逆位置では、接点が見つからず、立ち往生する状況に商店が当てられています。

正位置
キーワード
慈悲心、親切心、道徳心、善良、面倒見の良さ、助言、両親、父親、夫、慣習、ルール、現状を維持しようとする力、役所、教育、医療
相手の気持ち
穏やかで平和な気持ち。安心。誠意。信頼。常識的。
障害と対策
慣習に従う事、ルールや秩序を守ること、目上の人のアドバイスを受けること、礼儀正しく振る舞うこと、穏やかに人間関係を温めていくこと、保守的で形式的な態度をとること、善良で誠実な振る舞いをすること、教育したり諭すこと、長いものに巻かれること、現状維持を続けていくこと、学校や役所といった公的なサービスに係ること、などが障害となったり対策となったりします。
障害のカードで出た場合は、保守的な態度や現状維持をしようとすることが裏目に出たり、見えない壁にブロックされているような感じで状況が停滞気味になる、というように読むことが出来ます。
また対策のカードでは、学校の行事や社会活動にツキがあることを知らせてくれます。
逆位置
キーワード
無慈悲、視野が狭い、頑固、孤立、度を越した常識外れか頭が固すぎるかのどちらか
相手の気持ち
頑固で型にはまった考えの持ち主。「普通こうあるべき」という考えが強すぎて他の考えを受け入れられない。視野が狭く、柔軟性がない。損得勘定が強い。形ばかりを重視していて誠意がない。
障害と対策
頑固すぎること、執着が強いこと、プライドが高いこと、誤った助言を受けること、価値観の相違ですれ違うこと、社交辞令ばかりでよそよそしいこと、体裁や世間体ばかり気にしてしまうこと、周囲から反対されること(宗教、家柄、政治などの理由)、損得勘定が強いなどが障害となったり対策となったりします。
対策のカードで出た場合は、思った以上に周囲の目や物事の形式にこだわる必要があることや、今はまだ行動を起こすべき時期ではない、段取りをわきまえた物事の進め方が功を奏する、というような読み方も出来ます。
職業(適職)
社会的貢献度の高い仕事、宗教に関する仕事、アドバイザー、対人援助職、老舗の商売、医学、金融関係、教員やカウンセラーなど人を導くような仕事、公務員