このアルカナは、正位置がよい意味を表します。正位置では、その充満がもたらすプラスの意味を表し、逆位置はそれが過剰、不足、濫用された場合にもたらされるマイナスの意味を表します。

正位置
キーワード
実行力、計画性、指導力、独立、起業、権威、権力、支配力、勇ましさ、リーダーシップ
相手の気持ち
積極的に関わっていきたい気持ち。ガッツがある。強気。主張、押しが強い。仕事ができる人。しっかりしていて信頼できる印象。
障害と対策
リーダーシップを発揮すること、計画を立てること、堂々とした態度をとること、決断をすること、揺るぎない基盤を築くこと、困難にも臆さず突き進むこと、欲しいものは自分の手で掴み取ること、積極的に行動を起こすこと、大胆な決断をすること、勝負に出ること、などが障害となったり対策となったりします。
障害のカードで出た場合は、今は動くべき時期ではない、自分のやり方を前に出すとよくない、というように読むことが出来ます。
また対策のカードで出た場合は、相手の中の男性心理をいかに搔き立てるかや、また逆に男性的な勇気と行動が進展の鍵になることを意味したりします。時には支配欲や征服欲が裏目に出ないよう気をつけるメッセージが含まれたりします。他には、独立や起業にツキがあることを知らせてくれます。
逆位置
キーワード
頼りない、弱気、未熟、指導力の欠如、ワンマン、独裁的、無理な計画、過労、機転や融通がきかない、強引すぎる
相手の気持ち
自分本位でワンマン。自分のことしか考えていない。理不尽。自信がなく受け身で消極的。気遣いがない。機転や融通を利かせることが出来ない。頑固。
障害と対策
融通や機転の利かない態度、支配欲が強すぎること、過信があること、過労気味なこと、ワンマンな態度、指導力や統率力が欠如していること、強引すぎること、短気になって何かを傷つけること、実力が伴ってないこと、などが障害となったり対策となったりします。
対策のカードで出た場合は、現在の立場や面子を守り抜くことに徹した方がいい、今はリーダーシップを発揮せずに周囲を頼った方がいい、というように読むことが出来ます。
職業(適職)
個人事業主、会社経営、管理職、家業を継ぐ、リーダーシップを発揮できるような仕事