カード意味

Ⅰ.魔術師 「意思とその行使」

このアルカナは、正位置がよい意味を表します。正位置は、斬新なアイデアや優れたテクニックにより、道が開けていくことを意味しています。

逆位置は、アイデアの凡庸さやテクニックの未熟さによる失敗を意味しています。

正位置

キーワード

始まり、スタート、初期段階、意志、創造性、オリジナリティ、可能性、器用さ、コミュニケーション、奇抜なアイデア、才能、最新のもの

相手の気持ち

積極的に関わっていきたい気持ち。波長が合い、コミュニケーションが良好。価値観や考え方に似ているところがあり分かり合える。

感性が合い、一緒にいると楽しい。ワクワクと興味や好奇心を持っている。打てば響くようなリアクションが期待できる相手。

障害と対策

物事を始める、積極的な姿勢を示す、主導権を握る、コミュニケーションをとる、斬新なアイデアや優れたテクニックを駆使する、などが障害となったり対策となったりします。

障害のカードで出た場合は、手がけていることが多すぎるのに何かを始めようとすることを忠告する感じや、器用貧乏になっている、などの読み方があります。また対策のカードで出た場合は、最新情報や最新機器にツキがあることを知らせてくれます。

逆位置

キーワード

詐欺、悪知恵、未熟、学力・技術・会話不足、凡庸さ、意志の弱さ、臆病、適当、準備不足、計画倒れ

相手の気持ち

その場だけ取り繕おうとするような、小手先だけでなんとかしようとしている。中途半端な気持ち。

価値観や考え方にズレを感じている。コミュニケーションが取りにくい(十分にとれていない)相手。不誠実そうな印象。信用できない相手。

障害と対策

噓をつく、スキルを悪用する、適当にやり過ごす、色々なものに手を出して中途半端、準備不足、知識や能力がないことをごまかす、その場しのぎな対応、などが障害となったり対策となったりします。

対策のカードで出た場合は、色々と考えすぎて動けないぐらいなら適当に何か始めることを促す感じや、生真面目すぎる時に「もう少し柔軟に!」と促す感じで適当にやってみよう、というような読み方が出来ます。

職業(適職)

資格や免許を活かす仕事、最先端の技術や情報を扱う仕事、書く・話す仕事、マスコミ、教育関係、営業(幅広い人間関係を築く仕事)、企画(アイデアを活かす仕事)、プログラマー、エンジニア、ウェブデザイナーやインストラクター、その道のプロフェッショナル、創造性を活かす仕事